水曜日のオンライン英会話

毎週金・土曜日更新中!海外旅行で一人旅が出来る自信をつけるために。

帰国 フィジーの青少年との別れ 最終章

日本へ帰国まで1週間を切った。


フィジーの青年ペニとの2週間もあっという間だった。


離れ離れになるのが辛い...


当時12歳のペニには数知れずの事を教わった。


英語はもちろん、フィジーの習慣、観光地、文化。


フィジーの事を教えようとする姿勢が凄く嬉しかった。


その時のペニの瞳はキラキラ輝いていた。


5年経った今現在でも鮮明に覚えている。


帰国まで残り3日


僕より8つ年下のペニには沢山の事を経験させてもらった。

その恩返しに、
残りの交通費がギリ足りるくらいまでペニの好きな料理をご馳走することに決めた。


12歳のペニは遠慮していたが僕にとってペニへの恩返しが足りないくらいだった。


ペニのおかげでたった2週間だったが、
めちゃくちゃ濃い2週間の想い出を得る事が出来た。


帰国当日


ナンディ空港までバスで2時間。


朝5時半のバスに乗らないと間に合わなかった。
四時半頃に目が覚めスーツケースに荷物を詰める。


ホームステイ先の家族は案の定、皆寝ていた。
別れの挨拶も特に何もなかった。


よし日本に帰るぞとホームステイ先のドアを開けると、






そこには、





門の前でペニの姿があった。


毎日、語学学校後に門の前に僕の帰りを待つペニのいつもの風景。


僕が無事に日本に帰れるか心配だったそうだ。

そして無事ナンディ空港に到着。

ナンディ空港には、お世話になった先生方やフィジーで出逢ったクラスメイトの皆もお見送りに来てくれた。

ペニは少し恥ずかしそうにしていた。




そしてお別れの時


搭乗ゲートに進もうとするとペニが呼び止めた。


ペニはバックの中からある物を手に取った。


それは、

ペニが大事にしていたポロシャツ。



「僕の事を忘れないでほしい。」



「これ日本に持ち帰って僕の事を思い出してほしい」


ペニは言った。



そしてお別れをした。




あれから5年...







そのポロシャツは、今でも大事に家に保管してある。

【WOMANオンライン】

水曜日のオンライン英会話ブログランキング参加してます。